Dr.Kです。
休日は診療をお休みし、最新の歯科医療を学ぶセミナーに参加してきました。
今回学んできた内容は、皆様の「歯の寿命」を左右する、非常に重要なテーマです。
もしあなたが、他の歯科医院で
「虫歯が深いので、神経を抜きましょう」
と言われて悩んでいるなら、今日のブログはきっと希望の光になるはずです。
私が持ち帰った最新の知見を、分かりやすくシェアしますね。
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【衝撃の事実】神経を抜いた歯の20年後は…?
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私たちは普段、「痛いから神経を取る」という処置を当たり前のように耳にします。
しかし、その「神経を取った歯(根管治療をした歯)」が、将来どうなるかをご存知でしょうか?
ある長期的なデータ(コホート研究)によると、神経を抜いた大臼歯の20年後の生存率は、なんと「約50%」という報告があります。
つまり、神経を抜くと、20年後には2本に1本が抜歯になっている可能性があるのです。
なぜでしょうか?
虫歯が再発するからではありません。最大の原因は「歯根破折(歯が割れること)」です。
神経(血管)を失った歯は、枯れ木のように水分を失い、脆くなります。
そして、噛む力に耐えきれず、ある日突然「パキッ」と割れてしまうのです。
割れてしまった歯は、現代の医療でも残すことが難しく、抜歯せざるをえません。
だからこそ、私たちは「いかにして神経を残すか」に全力を注ぐ必要があるのです。
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■ 最新治療「全部断髄(VPT)」という選択
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「ズキズキ痛む虫歯(不可逆性歯髄炎)」の場合、従来は「神経をすべて取る(抜髄)」しか方法がありませんでした。
しかし、最新の歯内療法学では常識が覆されつつあります。
「菌に感染した部分だけを取り除けば、残りの神経は生き続けることができる」
これが、今回深く学んできた「全部断髄(ぜんぶだんずい:Full Pulpotomy)」という治療法です。
これまでは「一度炎症が起きると、ドミノ倒しのように神経全体が死んでしまう」と信じられていました。
しかし、近年の研究(Ricucci先生らの組織学的研究)で、「炎症はあくまで局所的なもので、その奥の神経は健康である」ことが証明されたのです。
つまり、痛みが強くても、適切な処置を行えば、神経の根っこの部分(根部歯髄)を残せる可能性が高いのです。
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■ マイクロスコープが変える「診断」の精度
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では、どうやって「残せる神経」と「残せない神経」を見極めるのでしょうか?
ここで重要になるのが、当院でも導入しているマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)です。
セミナー講師の泉英之先生が提唱する基準は、非常にシンプルかつ厳格なものでした。
- 健康な出血があるか(血が出る=生きている証拠)
- 神経が歯から剥がれていないか(組織としてしっかりしているか)
従来の「血が止まるまでの時間」といった曖昧な基準ではなく、マイクロスコープの高倍率視野で、神経の状態を直接見て判断します。
この「視覚的診断」を行うことで、成功率は飛躍的に向上します。
たとえ高齢の方であっても、神経が生きているサインが見えれば、年齢に関係なくこの治療を受けることができます。
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■ 「歯を残す」ことへの本気度
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この治療(VPT)を行う最大のメリットは、成功率そのものよりも、「歯の生存率」を上げることにあります。
神経を残すことができれば、歯はしなやかさを保ち、割れるリスクを回避できます。
結果として、20年後、30年後もご自身の歯で噛める可能性がグンと高まるのです。
もちろん、すべての歯が残せるわけではありません。
しかし、「神経を抜くしかない」と諦める前に、まだできることはあります。
- 「歯を一生大切にしたい」とお考えの方
- 「深い虫歯がある」と診断された方
- 過去に治療した歯に違和感がある方
ぜひ一度、当院にご相談ください。
私の手元には、今回のセミナーでアップデートした最新の知識と技術があります。
皆様の大切な歯を1本でも多く守るため、マイクロスコープを駆使し、全力を尽くすことをお約束します。
皆様のお口の健康に貢献できるよう、引き続き努力してまいります。

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